本稿は、2001年から2010年にかけて Jin and Hong(2008) の60雑誌に掲載された台湾関係論文の著者の論文発表時所属を分析することで、日本で行われている台湾研究の国際的位置づけを試みたものである。分析の結果、台湾関係論文243本の執筆者の所属機関は合計174、うち日本の研究教育機関は5であった。また、研究生産性が最も高い28組織の立地をみると、台湾20、米国5、中国(香港)2、国際機関1となっており、日本の台湾研究には国際化の余地が多分に残されている。 台湾文学や台湾政治をはじめ日本 This paper considers Japan’s contributions to Taiwan studies, based on an analysis of institutional affiliations of the contributors to a set of 60 quality economics journals in Jin and Hong(2008) from 2001 through 2010. Evidence proves that 174 instituti